Story
約100年前からの【たけだ】の歴史と現店主が今の【たけだ】を開くにあたっての想い等を綴っています。
ずっとこの場所で商売を
旧鶴来町で【小間物屋】をしておりました。遊郭が近くにある立地だったので、女郎さん達が使う櫛やかんざし、
口紅等を取り扱っていたそうです。
そんな中、昭和3年、現店主の祖父である他喜男が15歳で理容業で【理容タケダ】を始め、散髪や顔剃りもするようになります。ただ、戦争が始まり、徴兵された祖父は昭和20年、戦争で命を落とし、それをきっかけに、祖母:芳枝が理容業を継ぎ、たけだを守ってきました。
その後、芳枝の長男嫁(現店主の母:早苗)が手伝ってくれることになり、二人三脚で昭和の時代を一生懸命、営業してきました。
遊郭がなくなり、女郎さん達もいなくなりましたが、その時代の評判から鶴来以外の地域からも「女性の顔剃り」で有名となり、結婚式の前には花嫁さんがたくさん訪れてくれるようにもなりました。
平成4年頃に祖母:芳枝が引退し、その後は母:早苗一人で営業してきました。
絶えず、お客様がお越しくださり、営業を続けて来られたのは、誠意を持ってお仕事する姿が祖母、母共にあったからだと思います。
現店主の歴史
幼い頃は、理容店のお手伝いをしていました。
お客様と話しながら、笑顔でいる祖母や母を見ていました。
また、中学生までは、「アイドルになりたい」という夢を描き、
オーディションなども受けますが、母の反対を受け、断念。
いつしか、テレビの仕事に興味は移り、CM制作に携わることを夢見ます。
短大卒業後、某ショッピングセンターに1年お勤めした後、念願のCM制作会社に入社。
その後、番組制作をきっかけに『人と話すって楽しい』と思い、接客業へ転身。
ウエディングプランナーとして働き始めます。
離婚をきっかけに、「お客様の想いを100%叶えるウエディングを実現したい」と独立することを決意。フリーのウエディングプランナーになります。
最初の3年は、うまくは行かず、貯金を切り崩し、借金をすることにもなりました。
しかし、あるきっかけから仕事運はがらりと変わり、借金も返し、貯金も戻せました。
(そのきっかけ…神社に関することなのですが、興味ある方は、直接聞いてください)
その後、3年フリーとして頑張り、ある挫折から、一旦ウエディングから離れ、旅が好きだったことから旅行の添乗員となります。
日本各地を旅しながら、お客様と接しながら、旅の楽しさ、人と繋がる事の楽しさを感じました。
そんな人生を歩みながら、ずっと心にあった「カフェ」をやりたいとの想いから、
母の引退とタイミングが合い、「カフェ&バー、お宿」を始める決意をしました。
これからのたけだ
人が気軽に訪れてくれるカフェ、バー、
大好きな鶴来をゆっくり旅して欲しいからこそのお宿。
地元の人と、ほかの地域の人とが触れ合う場所にもなって欲しいと思っています。
人と人は、出会うことでいろんな化学反応が起き、楽しいことや面白いことが生まれます。
それが生まれる場所になりたいと心から思っています。
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カフェときどきバー、お宿 たけだ
石川県白山市鶴来日詰町カ176
076-272-0029
info@takeda-cbo.com
お気軽にお問い合わせください。